ガリレオ 投稿者:
表 投稿日:2011/10/25(Tue) 13:53
No.5
インターネット望遠鏡を利用した教育を実践して経験した例を2つ書き込みます。
まず最初の例は、文系の1・2年生を対象とした少人数セミナーで、ガリレヲ衛星を継続観測し、そのデータを解析して、それらの公転運動でケプラーの第3法則が成り立つことを検証させた例です。20人の学生を5人ずつのグループに別けて、各グループごとに手分けして自宅または大学からインターネット望遠鏡を利用して、観測データを取得させ、そのデータを一人ひとりが解析し、最後にその結果を各人がPPTを使って発表することを課しました。望遠鏡を使ったことのない学生が大半であり、Excelを利用してのデータ解析も初体験の学生たちでしたので、途中は泣き泣きでの作業でしたが、最後の発表では自分たちの取ったデータでケプラーの第3法則が成り立つことを確かめられたことと、その結果を用いて木星の質量を求められたことに感動したとのコメントが沢山ありました。
次の例は、日中の講義室からNYの望遠鏡にアクセスしてガリレオ衛星を観測し、その画像をPCからスクーリンに映し出しながら、その時の4個のガリレオ衛星の配列を、学生たちが持参している天文年鑑記載の配列と比較させたときのことです。スクーリン上のガリレオ衛星を見ながら、記載された配列のガリレオ衛星を観測していることを実感させるのが目的でした。ところがそのとき困ったことに、記載されている衛星の配列と、スクーリン上に映し出されている衛星の配列が一致しません。その食い違いは初心者にもわかるほど顕著なものでした。スクーリン上の画像は、そのときNYの夜空で観測している天体ですから、食い違いがあるとすれば記載した配列に問題があるはずです。講義後の調査で記載事項に誤植があったことが明らかになり、その旨を翌週の講義時間に学生に伝えました。この例は、実際に観測することの重要性と、日中の講義時間にリアルタイムで天体観測できるインターネット望遠鏡の有効性を示すものでした。
はじめに 投稿者:
管理人 投稿日:2011/10/24(Mon) 15:29
No.3
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